毎年、秋の花も終わりに近づいた10月から12月にかけて、庭を鮮やかに彩ってくれるメキシカンセージ。
メキシカンセージはメキシコ原産の多年草。セージの仲間で、学名はサルビアレウカンサ、日本ではメキシカンセージ、又はアメジストセージとも呼ばれています。
薄紫のビロードのような花穂は、晩秋にかけて下から順に花を咲かせながら、長いもので30㎝以上の長さにもなります。
花穂が大きくなるにつれ、薄紫から濃い紫に変化。わが家では、毎年メキシカンセージが咲き終わるころ、いつも来春に向けて庭の模様替えや整理を始めます。
わが家では、夏前に、地際から約30㎝の高さで枝を整理することにしています。摘芯すると、脇芽が増え、花数を増やすことができます。そのうえ高さが抑えられるから、倒れにくく、コンパクトに仕立てられます。
それでも草丈100cmには育つから、支柱が必要。園芸用のシュロ縄で、フェンスに緩く縛り付け倒れないよう工夫しています。
日の当たる南側の花壇に植えておけば、目立った病害虫もなく元気に育ち、毎年株が一回り大きくなります。コモンセージやパープルセージに比べ、かなり害虫の被害が少ないようです。
私は一番目の花穂が咲き終わると、まず花穂だけを収穫。というのも、一番目の花穂のすぐ下には第2、第3の花芽があるから。注意して収穫すると、長期間花を楽しめ、同時にたくさんの花材を収穫することができます。
収穫した花穂は、逆さに吊るして自然乾燥。メキシカンセージの花は、長期間、色が褪せません。長い花穂の特徴を生かし、束にして花瓶に生けるだけでも立派なアレンジメントに。また、庭の剪定枝で作ったグリーンリースに飾ると、動きのある素敵な秋のリースが作れます。
花名 | メキシカンセージ |
学名 | Salvia leucantha |
科名 | シソ科 |
性質 | 多年草 |
花期 | 8~11月 |
背丈 | 50~150cm |
植場所 | 日向 |