イコロの森は、北海道千歳市南部の深い森の中にあるガーデンです。広い敷地を、バラのガーデン、ホワイトガーデン、ボーダー花壇などに区切ったガーデンルーム形式のお庭が楽しめます。ひとつひとつの草花の植栽面積が大きく迫力満点。その地の気候に合った厳選された植物たちが、のびのびとそれぞれのガーデンを彩っています。バラのガーデンは美しく、その時の感動は今でも心に残っています!「この先にどんなガーデンが広がるのだろうか」と考えながら歩くのは、わくわくするほど刺激的でした!
風のガーデンは、新富良野プリンスホテルの旧ゴルフコースに作られた大きなガーデンです。旭川の人気のガーデナー、上野砂由紀さんが手がけた庭で、TVドラマがきっかけで訪ねました。TVで見たより、はるかに美しく、自然に見えて細部までこだわった植栽は、色の変化やコントラスト、風になびく植物の美しさ、そして北海道の春と夏の草花が同時に楽しめる、見どころ満載の美しい庭です。
リージェントパークはロンドンのPublic gardenです。手入れが行き届いていて、季節ごとに、驚くほど完璧に植え替えをそれぞれの花壇で行っています。オレンジ色の夏のベゴニアの花壇(写真下)は、リージェントパークの西にあり、生垣に囲まれた秘密の園の雰囲気!といっても写真に収められないぐらい広い芝生に囲まれた、シンメトリーのベゴニアの植え込みが広がっています。翌春には、数千球の黄色いチューリップと薄ピンクのヒアシンス、アクセントの黒いチューリップに完全に植え替えられていました(写真上)!おそるべし!
キフツゲート・コートガーデンはロンドンの西、コッズウェルにあるPrivate gardenです。姉妹が三代にわたり手入れしてきた庭は、配色が優しく、細やかな気遣いが感じられる庭です。写真は母屋を望むSunkun Gardenですが、そのほかにも魅力的なローズガーデンがあります。しばらく座っていたくなるほど、旅の疲れを癒してくれるガーデンです。
ヒデコート・マナーガーデンもコッズウェルにあるお庭ですが、イギリスのRHSが管理しています。お庭は広大で、いろいろな趣向を凝らしたガーデンがあります。私の一押しは、上の写真のレッドボーダー。赤いバラと銅葉の花木や、コルジリネの赤褐色の葉ものと、背景の緑のコントラストが際立つ印象的なボーダーです。ちょうどガーデナーたちが植え替えをしていたので、じっくり観察してきました!
from J.Aoki